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カナダの戸建て住宅の建築現場を一部始終見守る会 Part-3

住宅事情

 

こんにちは。CA-P(キャップ)@canadaportal)です。

 

さて地盤改良が終われば、次に行う工事はおそらくコンクリート基礎工事と予想しています。カナダではベースメントがあるのが一般的な戸建て住宅です。基礎工事もバッチリ行うことでしょう。

 

ん?でもなんか私の知っている基礎工事と雰囲気が違うっぽいです。

 

日本の基礎コンクリート工事

 

日本の一般的な戸建て住宅の場合、まずベタ基礎といって、建物の床となる面積の全体に耐圧版となる部分のコンクリート打設をします。

 

コンクリート打設に先立って、D筋(異形鉄筋)で配筋を組みます。

 

D筋(異形鉄筋)

 

配筋組み立て完了のイメージです。

 

配筋後、コンクリートを打設します。

 

実際の打設時には、バイブレーターを使って型枠の隅々までコンクリートがいき渡るように、締め固め作業を行った後、適切な養生を経て打設工を完了させます。

 

耐圧版の打設後、今度は立ち上がりという部分のコンクリート打設をします。つまり一般的には、コンクリートを二度打ちするのです。

 

立ち上がりの部分を打設するために、せき板型枠工を行います。

 

二度目のコンクリート打設は、型枠工の部分だけ行います。

 

ここまでが、日本の一般的なコンクリート打設工となります。

 

なにこの発砲スチロールは?

 

というわけで、コンクリート工のプロセスが頭に入った上で、カナダの建築現場を見てみましょう。

 

ん?

なんと発泡スチロールで、建物の外壁となるであろう外周一面に積み重ねています。

 

 

いや~、これはまさに、1/1スケールのLEGOじゃないですか・・・

 

発泡スチロールの中で配筋工・・・ほほぅ

 

そして、発泡スチロールで囲んだ内部に、コンクリートを打設しています。

 

工法の違い

 

日本(比較がカナダなので、木造軸組工法ではなくツーバイフォー工法で比較します。)

  • 基礎コンクリート打設 → 枠組 → 合板の打ち付け

カナダ

  • 発泡スチロールで枠組 → 基礎コンクリート打設

 

工法の順序よりも壁材に使われた発泡スチロールが気になります。

 

いきなり発泡スチロール?・・・ステーキならOKですが・・・

 

まとめ

 

綿密な基礎コンクリート打設工を期待していたのですが・・・

 

発泡スチロールで枠組して、内部にコンクリートを流し込んだだけ・・・

 

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