こんにちは。CA-P(キャップ)(@canadaportal)です。
カナダで生活をするときに、お金を預けたり、支払いをするのに、現地の銀行を開設しなければ、不便、極まりありません。
- Chequing Account
- Saving Account
日本にある銀行の”普通預金口座”に該当するのが、”Chequing Account”です。
“定期預金口座”に該当するのが、”Saving Account”です。
それは、そうと、なんで”Chequing Account”なの?
というのが、私の素朴な疑問でした。
私たち日本人は、”Cheque”というスペリングに馴染みがありません。
ここはひとつ、”Cheque”を”Check”してやろうと思った次第です。
“Cheque” or “Check”
カナダは、アメリカの隣国です。(言うまでありませんが・・・)そして、使われている英語の大部分が”American English”です。
しかし、一部の単語には、”British English”が使われています。
カナダでは、金融関連の単語に関しては、取引の起源や金融システムなどが、イギリスからの影響が大きいため、”British English”に倣っています。
Canadian English | British English | American English | Japanese |
cheque | cheque | check | 小切手 |
centre | centre | center | センター |
metre | metre | meter | メートル |
defence | defence | defense | 防御、防衛 |
offence | offence | offense | 攻撃 |
colour | colour | color | 色 |
flavour | flavour | flavor | 味 |
というわけで、”cheque”は、金融関連の単語の一つです。そんな理由で、カナダでは、”Cheque”が使われているのです。
”centre”は、差し詰め、”World Trades Centre”といった具合でしょうかね。
“Tire” or “Tyre”
カナダには、自国の自動車メーカーはありません。歴史的には、お隣のアメリカ製のクルマの輸入車が中心です。最近でこそ、日本のメーカーや韓国のメーカーのクルマもポピュラーですが、やはりアメリカ製のクルマだって、今でもポピュラーなのです。
カナダに、クルマが入ってきた創世記は、もちろん、アメリカ製だけです。このような時代背景から、カナダでは、自動車関連の単語は、”American English”に倣っています。
Canadian English | British English | American English | Japanese |
tire | tyre | tire | タイヤ |
curb | kerb | curb | 縁石 |
aluminum | aluminium | aluminum | アルミニウム |
日本の学校で習う英語は”American English”ですから、この点、戸惑いはありません。すんなり、対応できるはずです。
その他の”British English” の準用
その他に、”American English”では、Noun(名詞)もVerb(動詞)も同じスペリングを使う単語があります。
“British English”では、Noun(名詞)とVerb(動詞)とで異なるスペリングを使う単語があります。
そのいくつかの単語は、カナダでは、”British English”に倣っています。
Canadian English | British English | American English | Japanese | ||||
Noun | Verb | Noun | Verb | Noun | Verb | 名詞 | 動詞 |
practice | practise | practice | practise | practice | 練習 | 練習する | |
licence | license | licence | license | licence | 資格 | 資格化する | |
apologize | apologise | apologize | apologise | apologize | 謝罪 | 謝罪する |
特に、カナダの自動車運転におけるドライビング・マニュアルには、上記の単語が頻繁に出てきます。カナダに来たら見掛けることが多い単語だと思います。
クルマの”Lisence”をとるために、一生懸命”Practice”しているんだけど、なかなか合格できなくて”Apolgize”をしてばかりいます・・・みたいな感じでしょうか。
Word
“MS Office”の”Word”などを利用している時、Typoなどのスペリングの間違いがあると、該当する単語の下に赤い波線が表示されます。
“タイプ・ミス発見器”的な機能のことです。
これは、”Word”のスペリング・チェックが、”American English”に設定されているからです。
自分で、”American English”と”British English”との違いを把握していれば、特に気にすることはありません。
どうしても、気になるようでしたら、設定を”Cnadian English”にしてもよいと思います。
でも、その他のソフトでは、”American English”に準拠していることが多いため、”American English”の設定のままにすることをおすすめします。文書を扱う上では、”American English”が最も適しています。
まとめ
アメリカに近いのに、なぜ、British?という単語たちです。
“center”と”colour”くらいしか知らなかったです。
【本記事のチェック・ポイント】
- “Cheque”の由来は、金融関連の単語だからです。
- 言語設定は、”American English”をおすすめします。
意外と面白い発見ができました。
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