こんにちは。CA-P(キャップ)(@canadaportal)です。
Domain Controller(ドメイン・コントローラ)の設定が終わったら、まず、最初にやっておくべき詳細設定がります。これから、ご紹介する設定をあらかじめ行っておくことで、後で余計な時間を割く必要がなくなる便利な設定を集めました。
Computer nameの変更
デフォルト名は、英数字がランダムで覚えにくいです。任意のコンピュータ名をつけることで、管理がしやすくなります。
Computer name をデフォルト名から任意の名前に変更します。
- デフォルト名(下記の場合は、WIN-S4D478R8FT1)をクリック
パスワードの有効期限を無期限に変更
パスワードの期限は、デフォルトでは42日間になっています。42日後に、パスワードの変更を求められるので、VMマシンでの試用では、煩わしく感じることがあります。あらかじめ無期限に設定します。
私の場合、ドメイン名を「st15.irlab.ca」と設定したので、?のようになります。
電源設定の変更
サーバーの使用中や検証中に、電源セーブのために、モニタがOFFになったり、電源がスリープ状態になったりするのが、VMマシンでの試用では、やはり、煩わしく感じることがあります。そんなときは、「Never」に設定して、省電源モードに移行しないようにします。
- 「High Perfomance」にチェックを入れます。
- 「Change plan settings」をクリック
Windows Firewallの無効化
VMマシン間で、ファイアウォールが有効化されていると、通信が出来ない場合があります。何が障害となっているのかは、後で確認するものとし、一旦、ファイアウォールを無効化します。
下記のどちらからでもOKです。
- 「Server Manager」 > 「Public:On」をクリック
- 画面左下の「Windows」ボタン(R-クリック) > 「Control Panel」 > 「System and Security」 > 「Windows Firewall」をクリック
Internet Explorerのセキュリティ(IS ESC)の無効化
IE Enhanced Security Configuration (Internet Explorerのセキュリティ強化の構成)を管理者だけ、OFFの設定にします。
この機能が有効だと、Internet Explorerブラウザを利用してインターネットに接続する際に、閲覧に関する許可の確認を求められます。設定作業時に、サイトの閲覧に対する許可をする作業は、効率的ではありませんので、管理者だけOFFに設定します。
アップデートの無効化
アップデートは、ダウンロード、インストールともに長い時間を要します。試用の場合、OSのアップデートが不要なことがあります。そんなときは、アップデートの無効化が便利です。
- 任意で作成したドメイン名(st15.irlab.ca)をR-クリック
- 「Creare a \GPO in this domain, and Link it here…」をクリック
まとめ
最初に設定しておくと便利な設定をまとめました。
後で、いきなり問題に直面すると、解決方法に時間がかかりますからね。
【本記事のチェック・ポイント】
- コンピュータ名を変更して管理しやすくしましょう。
- パスワードの有効期限を無期限にしましょう。
- FirewallとIS ESCの無効化は、VMマシンの試用だけにしましょう。
これで、試用中の作業はサクサクいきますね。
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