こんにちは。CA-P(キャップ)(@canadaportal)です。
単位シリーズの第3段です。今回は、温度にまつわるお話です。
「今日は気温40°だよ。暑いわけだよ」
「ん?40°だって?間違いなく寒いだろっ」
摂氏 華氏
温度を表わす単位ですが、カナダでは、日本と同じ摂氏(℃)を採用しています。温度の話を普通にしていても、食い違うことはありません。
スマホやタブレットには、言語設定があります。これを日本からカナダに切り替えても、お天気アプリで表示される気温を表わす単位は、摂氏(℃)です。
ではなぜ、華氏(°F)が関係あるの
基本的にカナダには、工業製品のメーカーが少ないです。自動車に至っては、すべてが輸入車になります。日本に住んでいるときは、日本の国産車を当たり前のように乗っていましたが、こちらカナダでは、値段が高いです。自動車に限らず、キッチン家電もカナダ国内メーカーが少なく、お隣りのアメリカ製が多く販売されています。
カナダのアパートでは、キッチンに、冷蔵庫とオーブンと食器洗浄機がついているのが一般的です。そのオーブンがアメリカ製であることが多く、温度調整は、華氏(°F)であることが多いのです。
ちょいと調理をするときでも、温度を気にしていないと大失敗します。
「0°C」は「0°F」ではない
摂氏と華氏とでは、温度単位が、異なる数字で始まります。水の融点0°を比べてみましよう。
摂氏では、0℃が融点ですが、華氏では32°Fです。また、摂氏と華氏とでは、水の融点~沸点の温度差(温度幅)も異なります。
水の融点 ~ 水の沸点
- 摂氏:0°C ~ 100°C
- 華氏:32°F ~ 212°F
華氏において、「沸点」から「融点」の温度を引きます。
212-32=180
以上より、摂氏では、「水の融点 ~ 水の沸点」を100等分していますが、華氏では、「水の融点 ~ 水の沸点」を180等分していることがわかります。
摂氏:華氏 = 100:180
摂氏:華氏 = 1:1.8
つまり、1°C(摂氏)上昇は、1.8°F(華氏)上昇に相当します。
温度の換算のコツ
キーとなるのは、「32」と「1.8」という数字の関係です。
摂氏 → 華氏
または、
華氏 → 摂氏
または、
以上が、変換する計算式ですが、実際は、スマホに変換アプリを入れておく方が便利です。
おまけ
まとめ
特に主婦、お料理男子は、チェックしておくべき点ですよ。
焦がした料理の失敗は、救いがありませんからね。
【本記事のチェック・ポイント】
- 慣れるまでは、摂氏と華氏の変換は、アプリの利用が便利です。
慣れるとおよその温度の見当がつくようになりますよ。
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