こんにちは。CA-P(キャップ)(@canadaportal)です。
カナダ出身のROCKバンドと言ったら、最初に頭に浮かぶのが、RUSHでしょう。ほぼRUSHで間違いはないでしょう。でも、RUSH以外にもカナダには、注目すべき、3ピースバンドがあります。
今回は、RUSH以外の怪物トリオについて、ご紹介いたします。
TRIUMPH (トライアンフ)
TRIUMPH (トライアンフ)と聞いたら、最初に頭に思い浮かべるのは、オートバイのメーカーでしょう。女性だったら、胸につけるアレのメーカーを思い浮かべるのかもしれません。だけど、我々メタラーにとってのTRIUMPHは、バンドであります。
不運なバンド
TRIUMPH(トライアンフ)の出身地は、オンタリオ州でRUSHと同じ、メンバーも3人で同じです。RUSHの存在感が大きいため、どうしても「RUSHに似たバンド」という扱いを受けてしまう不運さをずっと引きずってきたバンドなのです。
特に異国の地、日本にいるとRUSHの情報でさえ、たいしたことないのです。ですから、必然的にTRIUMPHを聴く機会は、どうしてもRUSHを聴いた後になってしまうのです。
Rik Emmett(G&Vo)のバックグラウンドには、カントリー&ウエスタン、Jazz、Progressive Rock の要素もあったようです。しかし、それを自分のバンドへ露骨に取り入れると、どうしてもRUSHの二番煎じとなってしまうため、バンドの方向性としては、RUSHよりもハードロック側に寄っていかざるを得なかったようです。
RUSHは、時代とともに、音楽性を少しずつ変化していきましたが、どちらかといえば、TRIUMPHは、保守的なHard Rockを続けていった印象があります。また、TRIUMPHは、ギタリストとドラマーが2人ともリードボーカルをとることができます。
Stagesとは
「Stages」とは、アルバムのタイトル通り、ライヴ・アルバムです。TRIUMPHが、一旦、解散するまでにリリースした唯一のライヴ・アルバムとなっており、BEST盤的な扱いもできるため、最初に聴くアルバムとしては最適です。
アナログ盤では2枚組のため、RCA時代に大ヒットした5枚目のスタジオ・アルバム「Allied Forces」は当然のこと1stから「Thunder Seven」収録のFollow your Heartまで、まんべんなく曲が選出されています。ここから、気に入った曲が収録されたスタジオ・アルバムを次に聴くのがよいでしょう。
しかし、TRIUMPHは、前作7枚目のスタジオ・アルバム「Thunder Seven」からレコード会社をRCAからMCAへ移籍しており、この「Stage」を最後に、バンドは衰退してしまいました。MCAレーベル側の要求とバンドの方向性が噛み合わず、最終的には、Rik Emmett(G&Vo)脱退にまで及んでしまうのでした。
Stages <SIDE-A>
When the Lights Go Down
「Never Surrender」(6th Album)収録曲です。
スタジオ・アルバムでは、イントロとアウトロにアコースティック・ギターを使用していて、ややメランコリーなイメージの曲です。オープニングに、もってくような曲ではないと思っていましたが、本作では、冒頭に1分近いSEがあることと全編エレキ・ギター・サウンドとなっており、曲の印象が変わり、立派にオープニング用の曲に変身しています。
Never Surrender
「Never Surrender」(6th Album)収録曲です。
ギターのカッティングが心地よい曲です。曲全体は、ゆったり大きくうねっています。途中のギターソロのあたりだけスピード・アップして、また、もとに戻るような構成となっています。そして2曲目にもってくる構成もよいです。
Allied Forces
「Allied Forces」(5th Album)アナログ盤のみの収録曲です。(CD盤ではカット)
なぜ、この曲をCD盤でカットしたのか理解に苦しみます。(後リリースの2枚組CD盤には収録)「Rock and Roll Machine」と曲調がかぶると判断したのでしょうか。「Thunder Seven」ツアーであることと、前レーベルの曲なので、大人の事情でカットになったのでしょう。ご機嫌なロック・ナンバーであることは間違いありません。もし可能であれば、2枚組CD盤の方を入手しましょう。
Hold On
「Just A Game」(3rd Album)収録曲です。
この曲では、アコースティック・ギターで、しっかりフォーク・ソングとしてステージで再現しています。盛り上がり方は、ライブならではです。しかし、スタジオ盤にあった後半のエレキギター・パートをプレイしないので、完全に別の曲として楽しむのがよいでしょう。
Stages <SIDE-B>
Magic Power
「Allied Forces」(5th Album)収録曲です。
「Allied Forces」は、チャックベリーみたいな5曲目を除けば、全体的に、ゴキゲンなロックンロール・ナンバーが並んでいます。ギターアルペジオから、徐々に加速していく曲構成です。流石、大ヒットアルバム「Allied Forces」からの収録曲です。
Rock & Roll Machine
「Rock & Roll Machine」(2nd Album)収録曲です。
初期のTRIUMPHの勢いを象徴するような疾走ナンバーです。このアルバムから、カナダ国内のバンドから、ワールド・ワイドのバンドになっていったことも頷けるナンバーです。ハード・ロック・ファンには、ストレートに伝わってくる名刺替わりの1曲です。
Lay it on the Line
「Just A Game」(3rd Album)収録曲です。
スタジオ盤だと比較的、おとなしめの曲の印象で、ギター・サウンドも、もう少し聴かせる音色でしたが、ライブ盤では、エッジの効いた音作りとなっています。是非、サウンドの違いを体験してみましょう。
Stages <SIDE-C>
A World of Fantasy
「Never Surrender」(6th Album)収録曲です。
ミドルテンポのロックンロールナンバーです。ギターソロは、早弾きはなく、大きくゆったり、ボリューム奏法で聴かせてます。そして、ドラム・ソロへと続いていきます。
Druh Mer Selbo
いわゆるドラム・ソロです。アナログ盤のみの収録曲です。(CD盤ではカット)
ドラマー以外は退屈かな・・・(リミックスCD盤では収録されています)むしろ「Allied Forces」の方を収録すべきだったと思います。
Midsummer’s Daydream
「Thunder Seven」(7th Album)収録曲です。
ギターをフィーチャーした小曲です。ドラム・ソロの後の軽いギターソロ的な曲です。ライブでもアクセントや繋ぎの役割りです。さらりと弾いていますが、実は難しい曲の代表みたいなものです。
Spellbound
「Thunder Seven」(7th Album)収録曲です。
「Thunder Seven」のオープニング・ナンバーです。曲も短く、サビもしっかりしていて、非常にわかりやすい曲です。ここから、サンダー・セブン・ツアーですよというブリッジ的な役割しており、アルバム全体の中で、重要な位置に収録されています。
Follow Your Heart
「Thunder Seven」(7th Album)収録曲です。
日本では、この「Follow Your Heart」で、ようやくTRIUMPHが、認知された感じがあります。MTV系のTV番組で、動くTRIUMPHを初めて観たという人も少なくないでしょう。この曲は、後期のTRIUMPHの代表曲です。ツインボーカル・バンドであることがよくわかる曲となっています。最も一般ウケがいい曲です。今でもMTVのPVが頭の中を駆け巡ります。
Stages <SIDE-D>
Fight the Good Fight
「Allied Forces」(5th Album)収録曲です。
個人的には、この曲の替わりに「Progressin of Power」(4th Album)から1曲入れて欲しかったという印象です。「Fight the Good Fight」も良い曲なのです。ただひとつだけ、ライヴ・アルバムのラスト曲ではなく、中間部にもっていくと、もっと曲の印象がよくなったでしょう。
Mind Games
スタジオ録音の新曲です。個人的には、ライヴの曲を収録して欲しかったです。サビは歌いやすくてよい曲です。次のアルバムに収録するのがベストだったでしょう。シングル曲として聴くとよい印象です。
Empty Inside
スタジオ録音の新曲です。個人的には、ライヴの曲を収録して欲しかったです。この曲は、ボーナス・トラック的な感じです。
まとめ

TRIUMPHは、本当にいいバンドです。日本での知名度が低いだけに残念です。

Hard Rockファンでも聴いたことがない人がいるんですよね。

【本記事のチェック・ポイント】
- カナダが誇るもう一つの3ピース・バンドです
- 良質なハード・ロックを展開しています
- 2人のリード・ボーカルを擁しています

聴かず嫌いは、もったいないシリーズですね。
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