こんにちは。CA-P(キャップ)(@canadaportal)です。
カナダ出身のプロレスラーといえば、「シャープ兄弟」や「アブドーラ・ザ・ブッチャー」なんていう往年選手の名前を挙げる人もいることでしょう。彼ら人気は高かったので、かつてのプロレス・ファンの頭には、すぐに浮かんでくるのでしょう。
では、最近のプロレスをご覧になったことは、ございますか。今回は、カナダ出身の現役バリバリのレスラーをご紹介いたします。
新日本プロレス
Kenny Omega(ケニー・オメガ)という新日本プロレスで活躍するレスラーがいます。それも単に所属をしているだけというわけではなく、看板を張れる人気レスラーの一人です。
1 | 所属ユニット | BULLET CLUB |
2 | 身長 | 183cm |
3 | 体重 | 92kg |
4 | 生年月日 | 1983年10月16日 |
5 | 出身地 | カナダ・マニトバ州 |
6 | デビュー | 2000年2月 |
7 | 得意技 | 片翼の天使、Vトリガー、クロイツ・ラス、ランニング・ニー |
8 | 入場テーマ | DEVIL’S SKY |
9 | @KennyOmegamanX | |
10 | 主なタイトル・優勝歴 |
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所属ユニット BULLET CLUB
BULLET CLUB(バレット・クラブ)とは、新日本プロレスのヒールユニットのことです。Kenny Omegaは、現在、BULLET CLUBのトップ選手です。Kenny Omegaは、2014年11月8日、DDTプロレスリングから新日本に移籍し、BULLET CLUBに加入しています。
プロレスにおけるHeel(ヒール)とは、プロレス興行のギミック上、「悪玉」「悪役」として振舞うプロレスラーのことを差します。
通常、ヒールは、反則を多用したラフファイトを展開するワンパターンが多かったのですが、現在では、その片鱗を残しつつもラフファイトが、すべてではありません。「悪」は、イメージのみという場合もあります。
なお、Heel(ヒール)の対義語としては、「善玉」「正統派」を意味するBabyface(ベビーフェイス)というものも存在します。
BULLET CLUBは、ほとんどの選手が正統派ファイトを売りにした人気の高い選手達であり、メンバーは、「指でピストルの引き金を引くポーズ」をとります。
ケニーオメガ / Tシャツ |
出身地 カナダ・マニトバ州
出身地がカナダということと父親がアイスホッケーの選手であったことから、Kenny Omegaも少年時代は、アイスホッケーをやっていました。ポジションは、シングル指向が強い少年だったことからキーパーを選んだようです。
また、父親が大のプロレス・ファンであったことから、父親が録画していたプロレス中継を食い入るようにして観て、冬の間に積もった雪の中へダイブする「プロレスごっこ」が彼のプロレスの原点だといわれています。
カナダは、1年の約半年が冬季といっても過言ではなく、非常に乾燥した気候のため、湿気をあまり含まないフワフワの雪質です。きっと、怪我の心配もなく安心して雪の中に飛び込めたのでしょう。
フィニッシュ・ホールド 片翼の天使
Kenny Omegaのフィニッシュ・ホールドは、「片翼の天使」といいます。
相手レスラーを肩車をするように担ぎ上げた後、右腕で相手の首を捕らえて、前屈みの状態にします。ここから、開脚ジャンプしながら、自らの股の間に相手を垂直気味にマットに叩きつける技です。
変型垂直落下式みちのくドライバーIIを想像していただければわかりやすいかもしれません。
セフィロス
Kenny Omegaは、ヴィデオ・ゲーム・プレイヤーであることも有名で、フィニッシュ・ホールドの「片翼の天使」とは、プレイステーション(初代プレステ)の大ヒット作品「ファイナル・ファンタジーVII」のラスボスである「セーファ・セフィロス」からとったものです。
下に向かって突き刺すドロップ技をエアリス殺害シーンに見立てたのでしょうか。
また、リングネームの「Omega」もやはり「ファイナル・ファンタジー」からとったもので、ゲームに登場する最強の敵(隠しキャラ)である「オメガウェポン」に由来しています。
日本語
Kenny Omegaは、流暢に日本語を話せることでも有名です。しかも、その勉強法は、独学とのことです。ヴィデオ・ゲーム・プレイヤーであるが故、日本のゲームに非常に強い関心を寄せており、彼の日本語への第一歩は、ゲームを日本語版でプレイをすることだったようです。
もともと日本に興味を持っていた彼が、より強く日本語に関心を寄せるようになったのは、2010年に「飯伏幸太、Kenny Omega(ケニー・オメガ)VS 田口隆祐、Prince Devitt(プリンス・デヴィット)」のダッグマッチが、プロレス大賞ベストバウトに選出されたときのことです。彼は、受賞の際、下記のように語っています。
自分には、他の外国人と違うことができることがわかった。それなら日本語も話せるようになってやろうと思った。
彼は、いわゆる世間でいう「日本語ペラペラ」というレベルです。最初の頃は、日本語が話せることを公言していませんでした。
しかし、「G1 CLIMAX 26 優勝」のときのマイク・パフォーマンスで日本語で話したことを切っ掛けに、徐々にオープンにしていったようです。
現在では、流暢に日本語を話すことはもちろんのこと、ひらがな、カタカナ、漢字を織り交ぜたメールも打っているとのことです。
昔と現在の新日本プロレス
現在の新日本プロレスは、面白いです。昔、プロレス・ファンだった人は、間違いなくはまります。でも、こればかりは、動画サイトなどで、観てみないと伝わらないかもしれません。
昔の新日本プロレス
30年以上前、新日本プロレスは、ゴールデン・タイムの金曜日の8:00pmという時間帯に、テレビ朝日系で放映されたお茶の間に流れる人気番組のひとつでした。
同時間帯には、日本テレビ系では「太陽にほえろ」、TBS系では「3年B組金八先生」という競合がひしめいておりました。
かつて、人気があった新日本プロレスですが、「PRIDE」「K-1」などの格闘技ブームの影に追いやられ、やがて冬の時代がやってきました。ところが、格闘技ブームが去った後、今また、新日本プロレスの醍醐味が見直されています。
現在の新日本プロレス
実際、現在の新日本プロレスの試合の映像を見ると非常に面白いのです。スピード感や打点の高い空中技など見るべき試合がテンコ盛りとなっています。かつて、プロレス・ファンだった人は、夢中になれます。
プロレス・ファンでない人にも「プロレス=八百長」という変な風潮は捨てて、一度、映像をご覧になることをおすすめいたします。
実際、ロープというのは、とても硬くて、飛ばされて簡単に掴めるものではないようです。ときどき、ロープを掴むレスラーがいますが、掴めるのは、まだ試合前半の体力がある段階のはずです。
しかも硬いので、体を鍛えたレスラーでないと、肋骨や背骨を負傷したり、骨折をしてしまうくらいキツイものだといいます。マットも同じように、硬いそうです。マットレスではありません。
プロレス芸人 有田哲平
Amazonプライムのみの配信している番組で「有田と週刊プロレスと」というコンテンツがあります。これは、お笑いコンビの「くりーむしちゅー」の有田哲平がホストとなって配信されています。
特に、「昔はプロレスが好きだったけど、今は、まったくわからない。」という人にピッタリの番組です。「有田と週刊プロレスと」を観るためにAmazonプライムの会員になったというカキコミも多く見られます。
最初は、「やらせ」かなくらいにしか思いませんでしたが、実際に観たら文句なしに楽しめました。それを裏付けるかのように、現在は、シーズン3の配信が進行中です。
話の脱線は、割と少なめで、本筋を延々と語れる知識量と記憶は、半端ないです。
まとめ
ケニー・オメガを切っ掛けに観た新日本プロレスですが、評価が高まりました。
プロレスって流血が・・・
【本記事のチェック・ポイント】
- Kenny Omegaとは、新日本プロレスのレスラーです。
- ゲームおたくです。
- 日本語ペラペラです。
日本語が話せるということで親近感が湧きますね。
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