こんにちは。CA-P(キャップ)(@canadaportal)です。
日本では、お子さんがいらっしゃるご家庭には、行政から”児童手当”という金銭の手当が支給されますね。
カナダにも同じように、子供のために金銭を支給する制度があります。
今回はカナダの児童手当について、ご紹介いたします。
日本の児童手当
日本で児童手当を支給を受ける場合、子供の出生後や養子縁組を行った後に届けをします。
内閣府のホームページ
(もし上記リンクが無効な場合には、「https」から「s」をとって再度試してみてください。)
支給対象
- 中学校修了までの国内に住所を有する児童
手当月額
- 0~3歳未満:一律¥15,000
- 3~小学校修了まで:第一子、第二子¥10,000、第三子以降¥15,000
- 中学生:一律¥10,000
- 所得制限以上:¥5,000(特例給付)
所得制限(夫婦と児童2人)
- 所得限度額960万円未満(年収ベース)
CCBとは
CCBとは、Canada Child Benefit というカナダの児童手当です。
上記ホームページに記載してある内容はこちらです。
- 18歳未満の児童の養育費を援助するために支給される非課税の月額の手当です。
- Tax Returnの情報を使用して支払い額を計算します。
- 7月から翌年の6月までの12ヶ月間にわたって支払われます。
- 毎年7月に再計算されます。
- 無収入であってもTax Returnを提出する必要があります。
- 配偶者またはコモン・ローがいる場合は、双方のTax Returnを提出する必要があります。
カナダでは、結婚をしていなくてもコモン・ロー(事実婚)でも多くの場合、婚姻をしているのと同じ待遇を得ることができます。
基本的な税金の知識はこちらです。
つまり、Tax Return申請をしていることが前提となっています。
資格を受けるための条件はこちらです。
- 子供と一緒に生活し、子供は18歳未満でなければなりません。
- 子供の世話と養育について責任を負う必要があります。
- 税務上、カナダの居住者でなければなりません。
- あなたまたは配偶者若しくはコモン・ローは、以下の条件を満たす必要があります。
- カナダ市民
- 永住者
- 被保護者
- 直前の18ヶ月間カナダに住んでおり、19ヶ月目以降も有効な許可を得ている一時的な居住者
- 先住民族であること
注目すべき点は、直前の18ヶ月間カナダに住んでいれば、CCBを受ける権利が発生することです。永住権を取得する前から支給を受けることができます。
支給される金額はこちらです。
- 6歳未満の子供1人につき最大$6,400/年です。($533/月)
- 6歳から17歳までの子供1人につき最大$5,400/年です。($450/月)
- 最大給付額は年間$30,000未満の世帯に適用されます。
- 給付水準は所得の増加とともに減少します。
現在のカナダドルと日本円のレートは$1≒¥85です。
日本円に換算すると、最大で約¥45,000/月または約38,250/月の支給を受けることができます。支給額が多いことと18歳の誕生日を迎えるまでは支給されるのところがよいですね。
CRAのホームページからアクセスします
CCBはTax Returnと同じCRAのホームページから、自分のアカウントでログオンします。CRAのホームぺージにアクセスができるのは、Tax Retuen申請を行ったことがある人だけです。
まとめ
カナダにも児童手当に相当する支援金があります。
助かります。本当に助かります。
【本記事のチェック・ポイント】
- CCBの支援を受けるためにはTax Return申請が前提となっています。
- 毎月、支給されます。
- 毎年7月に支給額の見直しがされます。
日本より支給される金額が高いですね。
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